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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号

産業特集

 運輸 

OSHA造船産業向けエルゴ・ガイドライン、開発予定

ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)は、これから開発する自主的エルゴノミクス・ガイドラインの対象産業リストに、造船産業を追加する。
 当局は、4月1日、向こう数ヶ月間で、造船産業の代表と共にガイドライン案を開発すると発表した。
 OSHAは、職場でのエルゴノミクス傷害の減少に向けた4叉計画を発表してからほぼ1年後の3月13日、初の自主的ガイドラインを介護産業向けに発表した。4叉計画は、監督、アウトリーチ、先駆的調査、ヒスパニック系その他の移民労働者の保護への尽力を主眼としている。
 労働統計局のデータによると、2001年度の造船産業の傷病率は17.2%、民間部門全体では5.7%である。2001年度の造船産業の休業災害の3分1は、筋骨格系障害であった。
 ジョン・ヘンショーOSHA長官は、米国造船協会、米国造船業者協議会を含む経営者代表や、国際ボイラー製造労働者組合、鋼鉄造船労働者組合、鍛冶工、鍛冶工・助手、国際電気労働者組合といった労働団体が、ガイドラインへの取り組みに関心を示したと語った。