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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号

産業特集

 運輸 

ディーゼル技術フォーラム、EPAのオフ・ロード提案に対応

ワシントン − 環境保護局(EPA)が新しく提案したオフロード車両(未舗装道路や荒れ地を走る、公道以外を走るための車両)の排ガス基準に呼応して、ディーゼル技術フォーラムは、先日、オフロード用ディーゼル車白書を発行した。
 EPAによると、新提案は、「エンジン制御と硫黄燃料の削減を、最大の排出削減を得るためのシステムとして扱うことで、オフロード用ディーゼルエンジンの排出削減をめざす総合的な国家プログラムである」。
 提案されている基準は、産業用、農業用、建設用車両のほとんどの種類に使用されているディ−ゼルエンジンに適用される。排出制御装置は硫黄で損耗することもあるため、EPAは、オフロード・ディーゼル燃料中の硫黄含有許容率を99%以上削減することも提案している。
 ディーゼル技術フォーラムのアレン・シェーファー常務理事は、EPAの提案は、「技術面、商業面で重大な課題を提示する可能性がある」と声明文で述べている。
 シェーファー氏はまた、「大気を保全し、かつ国家経済の原動力を務めてきたディーゼルエンジンの性能と耐久性を引き続き確保する最終規則の開発に向け、EPAと協力すること」を、同フォーラムは期待していると付け加えた。
 白書の要約を閲覧するには、www.dieselforum.org/whitepaper/nonroadsumm.htm.にアクセスされたい。