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NSC発行「Safety + Health」2003年7月号

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エルゴノミクス諮問委、エルゴノミクス対策に向け、作業計画を考案

 ワシントン − 全米エルゴノミクス諮問委員会は、5月6〜7日、ワシントンで第2回会合を開き、労働安全衛生庁(OSHA)に対し、委員会初の作業計画を提示した。
 作業計画は、ガイドライン、アウトリーチ&支援、調査の3分野を目標とする。ジョン・ヘンショーOSHA長官は、委員15人の諮問委員会のわずか2回目の会合で、作業計画を引き渡されることとなり、嬉しいと述べた。「いくつかの難題について、皆さん方に引き続き、最善策を勧告していただくことを期待している。ご協力を得て、われわれは、職場における筋骨格系障害を減らすという目標を達成したい」とヘンショー長官。
 1月に発会式を開いた諮問委員会は、職場の筋骨格系障害の低減に向け、OSHAを支援するよう委任されており、この度の作業計画は、このOSHAの低減努力を手引きするものであるという。委員会はまた、2003〜2004年度の会合日程を提出、これによると、次回会合は、9月23〜24日、ワシントンで開く。
 これに関連して、OSHAは、5月8日、産業別エルゴノミクス・ガイドライン第2弾、今回は食品雑貨小売店を対象とした草案を発表している。当局はまた、造船業や鳥肉加工業を対象としたガイドラインにも取り組んでいる。