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NSC発行「Safety + Health」2003年7月号
ニュース
OSHA規制計画表、最新版で結核規則を撤回
ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)の規制計画表によれば、当局は来年度、結核ではなく、六価クロムなどといった危害に焦点を絞る予定である。
OSHAの優先課題は、5月27日付のフェデラル・レジスター(官報)に発表された半期規制計画表に示された。主として医療労働者が影響を被るはずであった結核規則は、9月に撤回される。OSHAによると、当局が結核規則を検討し始めてから、結核の症例は43.5%減少したが、これは、疾病対策予防センター(アトランタ市)の優れたガイドラインによるところが大きい。
OSHAは、労働組合からの催促を受けて、1993年、結核規則の更新を検討し始め、クリントン政権は、2002年4月までに最終規則を約束した。しかし、ブッシュ政権はこれを差し止めた。2002年1月に開かれた公聴会最終日のコメントは、医療機関は当局の新規則公布を希望しないという趣旨であった。
OSHAは、裁判所の命令により、六価クロム規則を公表せねばならないが、そのほか、結晶性シリカや、建設業の騒音、呼吸用保護具の指定保護要素の基準作成に取り組む。
労働者の個人用保護具費用の事業者負担を義務付ける新規則については、規制計画表は、当局は「本題にどう対応するか、検討を続ける」と記す。労働組合は先日、エレイン・チャオ労働長官宛の書簡で、この問題で前進するよう要請した。次の行動については「未定」と記されている。
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