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NSC発行「Safety + Health」2003年7月号

産業特集

公共行政

OSHA、内部告発者手続きに関する暫定規則を発表

 ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)は、サーベンス・オクスレー法(Sarbanes-Oxley Act)として知られる、企業改革法(2002年)(Corporate and Criminal Fraud Accountability Act of 2002)の下で、内部告発者の申し立てを取り扱う手続きを確立する暫定最終規則について、コメントを求めている。同規則は、5月28日付フェデラル・レジスター(官報)に発表された。
 企業改革法は、2002年7月30日に制定。株式上場会社、その請負業者や孫請け業者、あるいは代理人の従業員について、証券取引所委員会規則その他、株主に対する不正に関する連邦法規に違反していると、従業員が信じる情報を提供する際、これに対する報復から当該従業員を保護することを目的としている。
 暫定規則は、従業員またはその代理人による差別の申し立てについて、迅速な取り扱い手続きを確立する。同規則には、サーベンス・オクスレー法下の申し立て、調査、調査結果の発表や仮命令に関する手続きが含まれている。規則の主要な部分は、起訴手続きや、当事者が調査結果にどう異議を申し立て、聴聞会を要求できるか、詳細に述べている。
 「OSHAは、従業員が、報復を恐れることなく、正しいことを行い、他の問題について自由に発言できるようにした、内部告発者規則の施行に豊富な経験を有している」と、ジョン・ヘンショーOSHA長官は述べた。「OSHAの手続きが、このような環境に貢献し続けていけるよう、われわれは、この重要課題について、団体や個人から意見を聞きたい」。
 コメント提出は、7月28日締め切り。http://ecomments.osha.govまたは電話:202-693-1861まで。