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NSC発行「Safety + Health」2003年7月号

産業特集

 サービス業 

看護師の注射針による負傷率、減少


 バージニア州シャーロッツビル − バージニア大学国際医療労働者安全センター(シャーロッツビル市)(The International Healthcare Worker Safety Centera at the University of Virginia, Charlottesville)の調査チームによる調査では、1993〜2001年の間で、注射針による負傷率は51%減少した。
 ジャーナル「暴露予防の進歩」に発表されたこの調査によると、看護師の負傷リスクが低減しているのは、新技術によるところが大きい。負傷率の大幅減少は、従来型の注射針のほぼすべてに認められた。
 大幅減のみられた分野には、静脈カテール、静脈切開針、充填済み注射器、翼状鋼鉄針とランセットが含まれる。
 バージニア大学が統合するEPIネット複数病院における鋭利物による負傷データベースによると、看護師の負傷率は、1993年の100病床あたり19.5人から、2001年の100病床あたり9.6人に減少した。
 「従来型器具による(負傷)率の減少(従来型器具の使用が全般的に減っていることを反映している)は、医療施設での使用が広まった安全器具による負傷率の増加を大幅に上回る」と、調査は結論する。 
 本調査の詳細は、http://hsc.virginia.edu/medcntr/centers/epinet/home.htmlを閲覧されたい。