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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

産業特集

 建設業 

オレゴン州OSHA、コンクリート建設規則を修正

 オレゴン州セイレム(Salem, OR)−オレゴン州労働安全衛生局(Occupational Safety and Health Division)は、先日、オレゴン行政規則(Administrative Rules)第437章3/Q節、コンクリート・石造建設を修正した。
 新規則は、石造建設プロジェクト期間中の労働者の安全を確保するため、基準の義務化を求める業界専門家の要請を受けて、採択された。オレゴン州OSHAによれば、現行の規則では、石壁の「転覆や崩壊予防のための適切な筋かい(ブレーシング)」という基準を満たそうにも、具体的な手順が示されていなかった。当局は、今回の修正で、「適切な筋かい」の定義はずいぶんと明確になり、石壁の建設に携わる、あるいはその周辺で働く労働者の安全をより一層向上させると述べた。
 規則には、直線コイル・ループ(straight coil loops)の用法、ブレーシング・システムの仕様や、風速25マイル/時を超えた場合に実施すべき手順なども追加された。
 新基準は、オレゴンOSHAの職場再設計プログラム助成金(Worksite Redesign Program grant)のもと開発された。新規則のその他の修正箇所や条文については、www.orosha.orgで閲覧できる。