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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

産業特集

 製造業 

ASSE、新しい眼と顔面保護基準を支持

 デンバー(Denver)−米国安全技術者協会(American Society of Safety Engineers: ASSE, イリノイ州デス・プレイネス、Des Plaines, IL)は、アメリカ国家規格協会(American National Standards Institute: ANSI, ワシントン)の改訂Z87.1-2003労働、教育用眼と顔面保護具実践基準(Z87.1-2003 Practice for Occupational and Educational Personal Eye and Face Protection Devices standard)を承認する旨発表した。同基準は、1989年以来、改訂されていなかった。
 「これは、過去14年間、更新されていなかっただけになおのこと、労働安全衛生における重要な展開である」と、米国安全技術者協会Z87眼と顔面保護委員会のダン・トーガソン(Dan Torgerson)副委員長は述べた。
 基準には、使用される眼と顔面保護具が、同基準の衝撃試験要件を満たすよう徹底するための、警告ラベルに関する新しい項が設けられた。また、可燃性、透過性、手入れのしやすさ、くもり具合などについての一般的な試験手法も含まれている。指数変換テストや遮光性テストに関する新情報も盛り込まれている。
 新基準ではさらに、国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)承認の衝撃の危険性や眼への刺激物からも保護する陽圧型(非密着型)と負圧型(密着型)の呼吸用保護具及び衝撃や光からも保護する溶接用呼吸用保護具について取り扱っている。
 米国安全技術者協会は、この新基準を再検討する会議を、今月開催する。詳細は、www.asse.orgを参照のこと。