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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

ニュース

全米聴力維持協会とOSHA、同盟を結成

 ワシントン− OSHAと全米聴力維持協会(National Hearing Conservation Association)は、6月2日、労働安全衛生の推進に向け、協力して取り組むと、正式に合意した。
 OSHAと全米聴力維持協会(デンバー市、Denver)は、官民同盟を通じて、聴力維持、聴力損失予防プログラムの開発・実施により、聴力衛生文化の進展をめざすことで合意。両者は、協会の会員に対し、聴力損失の危険への暴露を低減するための情報、ガイダンスや訓練を提供する。
 ツールボックス・ミーティングに関する指導者訓練コースや職業訓練校のプログラムも含めた、騒音・聴力損失予防に関する訓練コースも開発する。
 本同盟の鍵は、さまざまな騒音条件における防音保護具使用のマトリックスも含め、聴力保護ガイドを開発することにある。建設業、海事産業における聴力維持、聴力損失予防プログラムのひな型も設計する。
 また、聴力維持協会とOSHAは、情報を開発し、さまざまな媒体を通じてこれを普及させる。OSHAは、当局のウェブサイトに、一般産業や建設業、海事産業向けの騒音や聴力維持を扱う電子支援ツールを作成・更新する予定。