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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

ニュース

EPA調査:水質汚濁はほとんど罰せられない


 ワシントン−ワシントン・ポスト紙(Washington Post)が入手した環境保護局(Environmental Protection Agency: EPA)の内部調査によると、水質汚濁基準の主要な違反業者のほとんどは、違法行為に対し、めったに罰せられないことが明らかになった。
 ポスト紙によると、米国最大規模の工場や水処理施設の4分の1は、水質保全法(Clean Water Act)の重大違反を一度犯している。罰せられているのは、これら違反者のほんの一部であり、EPAが正式な取締り対策を採った際には、半数未満に罰金が課された。
 加えて、重大違反者の半数は、有毒物質の汚染限界を100%以上超えていたと、ポスト紙は伝える。
 ポスト紙によると、2月に終了したこの調査は、1999〜2001年を対象としている。