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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

ニュース

コーザイン法案(Corzine Bill)、安全違反の罰則を強化

 ワシントン−ジョン・コーザイン(Jon Corzine)上院議員(民主党、ニュージャージー州)は、数ヶ月前から約束していたとおり、6月17日、安全法規を故意に違反した事業者に対する刑罰を強化する法案を提出した。
 違法死責任法(Wrongful Death Accountability Act)は、安全規則の故意の違反に対し、懲役刑を最高6ヶ月から10年に増やす。また、安全調査について事前に通知した場合は、懲役刑を6ヶ月から2年に、安全調査員を故意に欺いた場合は、懲役を6ヶ月から1年に延ばす。
 「有罪判決の刑罰があまりにも軽い一方で、事件を公判に付すのには、かなりの資料が必要なため、連邦検察官は、死亡者を出した極悪な安全違反を訴追したがらない。その結果、刑法の抑止力は、ずいぶんとむしばまれている」とコーザイン議員。