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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号
ニュース
イリノイ州で、運輸3法成立 |
イリノイ州アイタスカ(Itasca, IL)−全米安全評議会(NSC)によると、イリノイ州のロッド・R・ブラゴジェヴィッチ(Rod
R. Blagojevich)知事が署名して成立した新しい運輸安全3法は、年間166人の人命を救う。3法とは、第1級シートベルト法(Primary
Seat Belt Law)、ブースターシート法(Booster Seat Law)、及びティーンエイジャーの運転車両への乗車制限法(Passenger
Restriction Law for Teenage Drivers)である。
ブラゴジェヴィッチ知事は、7月3日、イリノイ州アイタスカ市のNSCで、3法案に公式に署名した。ブラゴジェヴィッチ知事は、新法により、車の運転は、「イリノイ州のすべての道路で、すべてのドライバー、すべての同乗者にとって、飛躍的に安全なものとなる」と述べた。
ワシントン市の全米運輸安全委員会(National Transportation Safety Board)のエレン・イングルマン委員長(Ellen Engleman, chair)は、これらの法律を同時に制定したのは、イリノイ州が初めてであり、「歴史に残る」出来事だと述べた。
新法制定に居合わせたのは、このほか、全米運輸安全庁(National Transportation Safety
Administration)のダン・マクナマラ地域行政官(Don McNamara, regional administrator)、イリノイ州議会上院・下院議員数名、警察官、NSCのエアバッグ&シートベルト安全運動(Air
Bag and Seat Belt Safety Campaign)のメンバーら。マクナマラ地域行政官は、ノーマン・ミネタ運輸長官(Norman
Mineta, Transportation Secretary)を代表して、3法を成立させたイリノイ州は、運輸安全における「全米の手本」であると述べた。
第1級シートベルト法は、イリノイ州乗物法(Illinois Vehicle Code)を修正するもので、州のシートベルト法を「第2級」違反から「第1級」違反に変更する。これにより、取締当局は、シートベルト違反だけの理由で、停車させることができる。イリノイ州は、このような法律を制定した19番目の州となった。
ブースターシート法は、児童乗車保護法(Child Passenger Protection Act)を修正するもので、8歳未満の子供は、ブースターシートも含む適切な児童拘束システムで、座席にきちんと固定されなければならない。また、ドライバーは、8〜16歳の子供を、きちんとシートベルトで保護する責任を負う。
ティーンエイジャーの運転車両への乗車制限法は、18歳未満のドライバーについては、運転免許の発効から最初の6ヶ月間、または、ドライバーが18歳になるまでの間、このいずれか該当する期間中は、20歳未満の同乗者は1人を越えてはならないと禁じる。新法は、家族構成員については、例外を認める
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7月3日、全米安全評議会(NSC)本部で、運輸3法案に署名したイリノイ州のロッド・ブラゴジェヴィッチ知事。 |
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