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NSC発行「Safety + Health」2003年8月号

産業特集

 運輸 

諸州、幹線道路再認可法案に失望

 ワシントン−州知事幹線道路安全協会(Governors Highway Safety Association)のキャスリン・スワンソン(Kathryn Swanson)会長は、運輸省(Department of Transportation)の最近発表した幹線道路再認可法案に、失望の意を表明した。
 2003年運輸安全・責任・弾力・効率法(Safe, Accountable, Flexible and Efficient Transportation Act of 2003)、俗にSAFETEAと呼ばれるこの法案は、州の幹線道路安全プログラムの枠組みを示すもので、ドライバーその他の道路利用者の行動に影響を及ぼす。
 スワンソン会長は、協会がSAFETEAに反対する主な理由は、幹線道路安全行動プログラムに対する予算が、問題の大きさに比べて少ないことにあるという。SAFETEAの予算レベルが採択されると、2004年度の行動プログラム予算は、2003年度と同額のおよそ4億5千万ドルとなる。
 「進展を望むのであれば、当局の要求額をはるかに上回る予算が必要となる」とスワンソン会長。
 同協会はまた、州幹線道路安全プログラムに対する連邦政府の管理を拡大するよう勧告する安全団体に対し、質問するよう、議会に要請した。