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NSC発行「Safety + Health」2003年9月号
ニュース
ヒスパニック系労働者サミットに青信号
ワシントン − 委員12人で構成される全米労働安全衛生諮問会議(National
Advisory Committee on Occupational Safety and Health)は、7月9〜10日、ワシントンでの会合で、ヒスパニック系労働者のいや増す安全問題に焦点を当てたサミットの開催に向け、労働安全衛生庁(OSHA)、国立労働安全衛生研究所(National
Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)より承認を得た。
サミット開催案は、諮問会議の2日間の会期中に3つの作業グループが提出した一連の勧告のなかのひとつである。ヒスパニック系・移民労働者作業グループは、サミットの目的はおおよそ、ヒスパニック系労働者の安全をめぐる成功例を披露するものとすべきであると述べた。同グループはまた、OSHAがヒスパニック系労働者の傷病削減に重きを置いていることを、理解してもらわねばならないと述べた。サミットは、ワシントンで開かれる。
OSHAのジョン・ヘンショー長官、NIOSHのジョン・ハワード所長(Dr. John Howard, Director)とも、サミットを支持した。全米労働安全衛生諮問委員会は、OSHA、NIOSHを通じて、労働長官、保健社会福祉長官に報告する。企画や予算を配慮すると、サミット開催は早くて2004会計年度になると、ヘンショー長官は述べた。
その他、OSHA評価目標プログラム作業グループは、OSHAおよびNIOSHの監視・目標データベースの情報開示の仕方を改善するよう要請した。情報普及作業グループは、OSHA、NIOSHに対し、情報普及プロセスにおける情報の重複を最小限に抑えるため、両当局間でより緊密に連携するよう、勧告した。また、OSHAに対し、パートナーシップ、同盟関係を奨励し、職種別団体や組合を対象としたアウトリーチ活動を拡大するよう、勧告した。
ヘンショー長官、ハワード所長は、諮問会議の次回会合で、こうした勧告のすべてに対し、公けに回答すると約束した。
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