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NSC発行「Safety + Health」2003年9月号
産業特集
客室乗務員、機室内の毒素からの保護を要求
ワシントン − 客室乗務員協会 (Association of Flight Attendants) の代表は、6月、民間航空機内の空気の質は、客室乗務員にとって有毒で危険であると、議会で発言した。
客室乗務員協会のパトリシア・フレンド国際会長(Patrica Friend, International President)は、航空機室内の有毒な空気が健康に及ぼす影響について、下院運輸・基幹施設委員会(House Transportation and Infrastructure committee)で証言した。
SARS(重症急性呼吸器症候群)騒動で、機室内の空気の質への関心が高まっているが、ウィルスのみが、機内の空気の質を脅かす原因ではないと、フレンド氏は述べた。再循環空気の多用、加熱されたエンジンオイルや作動液からのヒューム、機室内での有害な殺虫剤の使用が、乗客、乗務員双方に深刻な衰弱性の疾病をもたらす可能性があると、同氏。
客室乗務員協会は、乗務員がOSHAの保護下に入れば、機室内の空気の質に起因する健康問題の大半は、より容易に対処しうると考えている、とフレンド氏。現在、機室内の安全衛生は、連邦航空局(Federal Aviation Administration)の専管事項である。
客室乗務員協会は、現在の制度で傷病率(休業災害データにより、計算)は8%となっており、全米平均の4倍以上高いと語った。
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