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NSC発行「Safety + Health」2003年10月号

産業特集

 建設業 

委員会、クレーン基準を見直す

 ワシントン − クレーン、デリック関連の連邦安全規則の改定を委託された委員会は、8月上旬、第一段階の会合を終了した。会合の間に、基本原則を確立し、従来のOSHAクレーン基準の見直しを実施した。
 23人の委員から成るクレーン・デリック協議型規則作成諮問委員会(Cranes and Derricks Negotiated Rulemaking Advisory Committee)は、1年以内に作業を完了することになっている。
 2001年11月、OSHAは、協議型の規則作成プロセス(31 OSHA 1024, 11/8/01)を用い、建設用クレーンの安全を定めた30年来の基準を更新すると発表した。現在のクレーン基準は、1968年に発表され、今日では最も一般的に使用されている油圧式クレーンは、対象となっていない。
 会合を通じ、委員会は、次の合意に達した。
提案には、非連邦政府委員2名までが反対できるが、当該提案は、規則案に盛り込まれる。
規則が対象とする機器は、吊上げ容量が1トン以上の場合に限る。
委員は、規則の文言に最終合意がなされた以上、記録に否定的なコメントを残さない。しかし、異なる意見は、規則案の前文に記載する。
 これらの合意は、票決されておらず、次回の会合で見直す。委員会は、2004年7月までに11回の会議を予定している。