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NSC発行「Safety + Health」2003年10月号

ニュース

OSHA、ジョンソン&ジョンソン、エルゴノミクスで連携

 ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)とジョンソン&ジョンソン社(Johnson & Johnson、ニュージャージー州ニューブランズウィック、New Brunswick, NJ)は、「画期的」と評される協定を結んで、戦略的パートナーとなり、職場でのエルゴノミクス傷害を減らす最善の慣行を開発・特定する。
 OSHAのジョン・ヘンショー長官(John Henshaw、Administrator)は、ジョンソン&ジョンソン社が、当局と協力して取り組むと、数千人ものアメリカの労働者が恩恵を受けるとして、当局は「満足である」と述べた。
 「われわれの未来像は、無災害の職場を創って、安全衛生分野で世界のリーダーとなることである。このたびのパートナーシップは、この行程の重要な一歩である」と、ジョンソン&ジョンソン社のアサー・ウィリアムズ2世副社長(世界規模産業安全衛生担当)(Ather Williams Jr., vice president for Worldwide Safety and Industrial Hygiene)は述べた。ウィリアムズ副社長は、全米安全評議会(NSC)理事会の副会長でもある。
 NSCの数多くの安全イニシアチブで重要なパートナーを務めるジョンソン&ジョンソン社は、同社のエルゴノミクスプログラムで体験して得た知識をOSHAに提供する。この官民パートナーシップは、同社の工場で筋骨格系障害を減らす、できの良いエルゴノミクスプログラムを開発・実施するのに効果的なプロセスを特定・伝達する、などを目標とする。
 パートナーシップは、4目標を掲げる。
  • ジョンソン&ジョンソン社の工場における筋骨格系障害の発生率と強度を減らす。
  • できの良いエルゴノミクスプログラムを開発・実施するのに効果的なプロセスを特定し、伝達する。
  • ジョンソン&ジョンソン社の製薬、医療機器、消費財事業部で、少なくとも3つの優良慣行と関連の訓練を特定する。
  • ジョンソン&ジョンソン社の優良慣行を、同社の他の施設や他の業界、社会と共有する。