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NSC発行「Safety + Health」2003年11月号

産業特集

建設業

OSHA、堀削作業慣行を厳しく取り締まる

 ワシントン − 「堀削事故は、全米の業務上の死傷災害の主要原因である。このような災害を予防することは可能であり、予防せねばならない」と、エレイン・チャオ労働長官(Elaine Chao, Labor Secretary)は、9月にこう述べた。
チャオ長官は、配管工事業者、H. L. Crouse Construction(本社:オハイオ州ウォールブリッジ、Walbridge, OH)に対し、堀削安全の不徹底で510,750ドルの罰金を科したが、これに触れて、先の発言が出た。同社は、溝に水を貯めたままにしておき、保護対策を施していない溝壁のそばに掘り出した土砂を置いておいて、別々の6つの溝で落盤から労働者の保護を怠った故意の違反8件を含め、14件の安全衛生違反で召喚された。
 同様の違反で、ヒューストンの会社にも105,500ドルの罰金が科せられた。OSHAは、労働者が溝の底で作業中に横への移動を可能にする適切な保護シールドの設置を怠ったなど、6件の重大違反と1件の再違反で、Williams Brother Contractors Co., Inc.を召喚した。