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NSC発行「Safety + Health」2003年11月号

産業特集

鉱業

MSHA、鉱山緊急事態対応手順に関する最終規則を公布

 ワシントン − 鉱山安全衛生庁(Mine Safety and Health Administration: MSHA)は、9月9日、地下炭鉱の緊急事態発生時に操業者が採るべき行動を明記した最終規則を公布した。
 新規則は、鉱山労働者13人が死亡したJim Walter Resources第5炭鉱(アラバマ州ブルックウッド、Brookwood, AL)の2001年9月23日の爆発事故を調査した後、2002年12月に公布された緊急事態暫定基準に取って代わる。
 新規則は、労働者に危険が差し迫っている場合、炭鉱からの即時退避を開始・指揮する責任者を採炭組織内で1名指名するよう義務付けている。当局のデイブ・ローリスキー長官(Dave Lauriski, administrator)は、新規則は、炭鉱の緊急事態発生時に労働者が指揮を仰ぐ連絡係1名を定めたと述べた。