このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2003年11月号
ニュース
公報で、熱分解装置(Delayed Coker Unit)の危害を警鐘
ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)は、環境保護局(EPA)と共同で、原油精製に使われる熱分解装置(Delayed
Coker(ディレードコーカー)Unit)の運転に関わる化学事故の防止をめざした、新しい安全衛生情報公報(Safety
and Health Information Bulletin)を発行した。
OSHAによれば、熱分解装置の運転で、近年多数の重大事故が起きている。石油精製の他の手法と違って、熱分解装置の運転には、バッチ操作と連続操作の両方がある。槽を切り替えて、コークスを切削するバッチ操作は、労働者に特有の危害をもたらし、大半の重大事故の原因となっている。
OSHAと EPAは共同で、高さ120フィート、直径29フィートの大きな円筒形の金属製容器、コークス槽に的を絞った新情報を開発した。これには、教訓や、事故が起きそうな状況や条件下でリスクを最小限にするのに労働者が講じることのできる対策例を盛り込んである。 公報は、OSHAおよびEPAのウェブサイト、 www.osha.gov と www.epa.govで閲覧できる。
注)バッチ操作とは回分式操作の事をいう。
|
|