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NSC発行「Safety + Health」2003年12月号

産業特集

鉱業

会計検査院、MSHAの不行き届きを指摘

 ワシントン − 会計検査院(General Accounting Office: GAO)は、10月6日の報告書で、鉱山安全衛生庁(Mine Safety and Health Administration: MSHA)の業務に、いくつかの不行き届きを指摘した。報告書によれば、MSHA本庁は、6ケ月の技術的な臨検の完了を監視せず、また、鉱山事業者に計画要件を守らせるよう、徹底しなかった。また、MSHAは、いつも危険を迅速に是正していないと述べ、当局のデータ収集手法の信頼性に疑問を投げた。報告書によると、MSHAは、過去10年間、召喚件数の約半分について、定められた期日までに是正していなかった。
さらに、MSHAは、死亡災害率および死亡災害を除く傷害率の計算に必要な情報をすべて収集していないと指摘した。
報告書は、www.gao.gov/new.items/d03945.pdf で閲覧できる。