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NSC発行「Safety + Health」2003年12月号

ニュース

大西洋横断安全計画表へ向け、会議開催

 ギリシア、レムノス島(Lemnos Island, Greece) − この10月、第3回EU・米国労働安全衛生合同会議が開催され、米国、EU諸国から100人を越える参加者が集い、彼らのことばでいう大西洋横断安全計画表(transatlantic safety agenda)を模索した。隔年ごとに開かれるこの会議は、EU、主宰国のギリシアおよび労働安全衛生庁(OSHA)が組織した。
 討議内容は、職場での化学安全、ストレスやストレスと労働の関係、安全衛生協同プログラム、パートナーシップなど多岐にわたった。OSHAのジョン・ヘンショー長官は、政労使代表からなる総勢30名の米国代表団を率いた。
 全米安全評議会(NSC)のリオ・ケアリー行政サービス担当常務理事(Leo Carey, executive director of government services)は、閉会の辞で、各国代表団を前に、安全衛生分野における米欧の共同研究の歴史に言及、今回の会議で作業グループから提出された具体的な提案は、「立法化されれば、大西洋の両岸の労働安全衛生を改善する」と語った。