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NSC発行「Safety + Health」2003年12月号
産業特集
OSHA、タンデムリフトに関する基準改正案を作成
ワシントン― 労働安全衛生庁(OSHA)は、コンテナのタンデムリフト(vertical
tandem lift)を取り扱う労働者の安全を改善するため、港湾労働基準(Longshoring Standard)、海運ターミナル基準(Marine
Terminals
Standards)の2基準の改正を計画している。9月15日に発表されたOSHAの改正案は、コンテナと貨物の重量の総和が20トン以下の2個のコンテナを縦に積み重ねて吊り上げる問題に対応するものである。 タンデムリフトを用いれば、船積み、荷降ろしに要する時間が、推定5
〜10%短縮できる。OSHAの港湾労働基準や海運ターミナル基準の関連項は、1997年に公布されており、タンデムリフトについても論じているが、規定してはいない。 改正案は、全重量20トンまでの空の、あるいは貨物を積載した2個のコンテナの吊り上げに関し、技術面での安全な作業手順や労働慣行、管理について規定している。改正案はまた、リフトの安全装置の認定や年次検査、クレーンへの荷重表示器の設置の義務付け、縦列式による有害物質の吊り上げ制限や、ターミナルでのたて型コンテナの輸送計画に関し、要件を提示している。 コメントの募集は、9月16日付の官報(Federal
Register)で発表された。規則案に対するコメント、公聴会への参加申し込みは、12月15日までに提出すること。
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