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NSC発行「Safety + Health」2003年12月号
産業特集
トラック運転手の労働時間規則に各団体から批判
ワシントン −
安全団体、消費者団体は、連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Agency:
FMCSA)の新しい労働時間規則は、トラックの安全を改善しないと抗議した。 新しい労働時間規則(hours-of-service
rule)は、2004年1月から発効する。21時間の運転‐休憩サイクルを採用し、運転手が連続運転できる時間を10時間から11時間に増やす。現在、運転手は、運転10時間、睡眠8時間の一サイクル18時間で働くことができる。当局は、新規則は、身体の自然な睡眠リズムに馴染みやすく、年間24〜75人の運転手を死から救うと主張する。 新規則反対派は、新規則は、運転手の週労働時間を60時間から77時間に増やすと指摘する。公共利益団体、パブリック・シティズン(Public
Citizen、ワシントン市)は、当局が、走行時間を追跡する監視装置をトラックに取り付けるよう雇用主に義務付けている点を批判した。新規則に異議を申し立てる訴訟が起されている。 労働統計局(Bureau
of Labor Statistics)によれば、2002年には、労働者10万人あたり25人が死亡した。2002年のトラック運転による死亡件数は
808件、前年に比べて増加した。
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