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NSC発行「Safety + Health」2004年1月号
ニュース
カナダ、企業の安全不履行に刑事責任
オタワ(Ottawa) −
カナダ議会は、カナダの企業に対し、安全履行の刑事責任を負わせるとした法案C-45を可決した。この法律は、この種のものとしては、北米初である。 新法は、労働災害の予防を怠った企業や個人に対し、刑事責任を問うよう、カナダの刑法を修正する。また、取締役、役員その他の企業の意思決定者についても、責任を問う。新法は、以下の項目をもとに、企業に刑事責任を負わせる。
- 毎日の職場の仕事を監督する者の行為。必ずしも取締役や役員とは限らない。
- 組織の利益のために故意に罪を犯す、あるいは、従業員に罪を犯すよう命じるといった、執行権または操業権を有する役員の行為。
- 従業員の法律違反行為を知りえた、執行権または操業権を有する役員の不作為。
- 役員その他の従業員全体による配慮不足で、刑事上の過失をもたらす行為。
C-45法案全文は、カナダ議会のウェブサイト、www.parl.gc.ca/37/2/parlbus/chambus/house/bills/government/C-45/C-45_3/C-45_cover-E.htmlで閲覧できる。
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