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NSC発行「Safety + Health」2004年1月号
ニュース
夜勤労働者は、深刻な健康問題に直面
マサチューセッツ州レキシントン(Lexington, MA) −
夜勤が、寿命を縮めることから、睡眠不足を引き起こすことまでなど、深刻な障害を招くことは、いくつもの調査が指摘してきた。このリストに加わる調査がまたひとつ。サーカディアン・テクノロジ−ズ社(Circadian
Technologies
Inc.)は、24/7勤務体制(1日24時間/週7日操業)の夕方及び夜間勤務の労働者は、一般人集団に比べて高い率で、胃腸障害、心臓血管疾病、及び睡眠障害を患っていることを突き止めた。 こうした労働者は、タバコ、カフェインその他の刺激物を、昼間の労働者より多く消費しがちで、喫煙率は2倍強となっている。夜勤は、家族にもしわ寄せをもたらす。夜勤が固定した両親は、離婚、別居しやすいと、調査は報告する。 「深夜早朝勤務者の間で広まっている健康問題を減らす対策を採れば、将来の保健医療費を抑制したい事業者には、大きな収益があるだろう」とサーカディアン社の医師で、調査報告書の主著、アケイシア・アギラ(Acacia
Aguirre)氏は述べた。 アギラ氏によれば、企業の従業員支援プログラムの1ドルで、災害率や労働移動率、欠勤率が低下し、16ドル節約できる。 サーカディアン社によると、「深夜早朝勤務者(extended
hours
employees)」は、米国労働力人口の18%強を占める。深夜早朝勤務は、午前7時〜午後7時以外の時間に勤務することの多い従来型のブルーカラーや、保健医療、技術、顧客サービス、小売業、メディアの分野で働く人々に多い。
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