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NSC発行「Safety + Health」2004年1月号

ニュース

労働長官、監督行政は「成功」と自讃

 ワシントン − 労働省(Department of Labor)は、2002年11月18日、年次労働監督統計を刊行、エレイン・チャオ労働長官(Elaine Chao, Labor Secretary)は、当局の労働者保護アプローチが記録破りの結果をもたらしたことがデータに表れていると述べた。
 チャオ長官によると、アメリカの労働者はこれまで以上に業務上安全であると、数字をいくつか挙げた。
  • 労働安全衛生庁(Occupational Safety and Health Administration: OSHA)は、2003年度には83,760件の法律違反で事業者を召喚した。これは、2002年度の8%増である。
  • 召喚した法律違反のうち、6万件は「重大違反」であり、これは、2002年度の11%増である。
  • 労働死傷災害率は、2002年度に最低値を記録した。
 チャオ長官は、労働省は、OSHAを通じて、もっとも悪質な事業者を重点的に監督する、事業者に対し法遵守を支援するツール(手段)を提供するといった、2本立てのアプローチで、よりよく労働者を保護することができたと述べた。
 長官は、鉱山安全も改善されたと述べた。全米の鉱山での死亡災害は、2003年度は14%減り、傷害災害は15%減ったと述べた。