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NSC発行「Safety + Health」2004年1月号

産業特集

 運輸業

Hazmat規則、荷積み・貯蔵を明確化

 ワシントン − 運輸省調査特別プログラム庁(Research and Special Programs Administration, Department of Transportation)は、危険有害物質規則(Hazardous Materials Regulations)を改正し、荷積み、荷降ろし、貯蔵への規則の適用を明確にした。
 同規則によると、運送業者が引き渡した後の、荷受人による一定施設内での軌道車(rail cars)からの荷降ろしは、今後は規制されない。現在、タンク車からの荷降ろしは、その主体が運送業者であれ、荷受人であれ、規制対象となっている。
 他の輸送方法との整合性を持たせるため、軌道車を動かないよう固定することや、鉄道員の保護のため警告標識を使うといった要件は、引き続き有効である。この規則は、タンク車への荷積み、荷降ろしの双方に適用される。タンク車間の積み移しは、まだ規制される。
 当局は、タンク車からの荷降ろし中の遠隔監視を認める条文や、製品を輸送していない場合、荷降ろし用接続部を取り付けた状態でタンク車が一時駐車するのを認める条文を追加した。これまでは、このような状況は、運輸省に義務の免除を申請しない限り、承認されなかった。