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NSC発行「Safety + Health」2004年2月号
ニュース
リーヴィット長官、EPAの在任中は中道をめざす
ワシントン − 環境保護庁(Environment Protection Agency: EPA)のマイク・リーヴィット長官(Mike
Leavitt, administrator)は、2003年12月4日、当局の職員を前にした就任演説で、問題解決は、「感情的な両極ではなく、創作的な中心」で偶然生まれるものであると述べ、職員が彼の着任から期待しているものに関して何らかの見識を与えるものであった。
この演説で、リーヴィット長官は、彼自身の環境哲学を披露し、当局での計画と抱負を語り、米国の大気保全に向けた500日間行動計画を示した。
リーヴィット長官は、Enlibraという環境哲学に同意すると述べた。長官は、この用語は、「調和をめざす」という意味であると解釈し、その指導原理は「常識」であると述べた。
リーヴィット長官は、環境哲学のほかに、EPAの将来像を描いてみせた。EPAは、「基準ビジネスに身を置かねばならない」し、これらの基準は「簡単で、明快、法的強制力をもつもの」でなければならないと述べた。長官はまた、EPAの「第1目標に、法を遵守すること」であるべきだと述べた。監督行政は、基準を効果的に保つことが一番の方法であるとも述べた。
リーヴィット長官の500日間行動計画には、ブッシュ大統領の大気保全イニシアチブ(Clear
Skies initiative)の支持、8時間オゾン基準未達成に対する取り組み(acting
on eight-hour ozone non-attainment)、オゾンおよび微粒子基準の遵守徹底、発電所の水銀排出への対処、一般道路外走行用ディーゼルエンジンの厳重な取り締まりなどが盛り込まれている。リーヴィット長官は、この500日間行動計画で、「米国史上もっとも大気保全が進んだ時代」を築くであろうと誇った。
長官の演説原稿は、 www.epa.govで閲覧できる。
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