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NSC発行「Safety + Health」2004年2月号
ニュース
ヒスパニック系労働者サミット、OSHAの優先課題リストで上位を占める
ワシントン − ヒスパニック系労働者の安全衛生問題を取り上げるサミットは、ワシントン市で5月または6月に開催される予定である。
全米労働安全衛生諮問委員会(National Advisory Committee on Occupational
Safety and Health: NACOSH)は、昨年、労働安全衛生庁(OSHA)および国立労働安全衛生研究所(National
Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)に対し、サミットの開催を勧告した。NACOSHのピーター・ディルカ委員長(Peter
Deluca, chairman)は、2日間のサミットでは、意思疎通、訓練やアウトリーチに焦点を当て、ヒスパニック系労働者を対象としたベストプラクティスの成功事例を取り上げる、と述べた。
NACOSHの二つの作業委員会である、情報普及作業委員会および評価・特定対象作業委員会は、12月の会合で最新情報を提供した。
- 情報普及作業委員会は、OSHAおよびNIOSHのアウトリーチ活動の効果を測定し、OSHAおよびNIOSHは、情報の重複を減らすための正式な共同プロセスに合意すべきであると勧告した。また、安全衛生情報を効果的に普及するためには、両当局は、同業者団体とよりよく協調していくのが望ましいとも指摘した。
- 評価・特定対象作業委員会は、OSHAおよびNIOSHに対し、労働安全衛生監督に関わるデータ動向を検討するため、労働統計局(Bureau
of Labor Statistics)との間に正式なプロセスを構築するよう、勧告している。また、OSHAに対し、監督対象の選択手法や手順に、別な方法を検討するよう勧告した。最善の方法について、OSHAは、2004年にコメントを一般公募する予定である。
NACOSHはまた、職場の暴力に関し精力的に調査してきたNIOSHから、この問題に関し、説明を受けた。労働統計局は、2001年には、労働死亡災害8,786人(9月11日の対米テロによる業務関連の死亡者数、2,886人を含む)のうち、639人は、職場での殺人によるものであったと報告している。
オレゴン州消費者・ビジネスサービス省(Oregon Department of Consumer and
Business Services)(セイラム市)の長官でもあるNACOSHのディルカ(Deluca)委員長は、職場の暴力をもっとよく検討するかどうかはまだ決定していないと述べた。
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