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NSC発行「Safety + Health」2004年3月号

産業特集

 鉱業

MSHA、鉱山地図デジタル化に助成金交付

 バージニア州アーリントン − 鉱山安全衛生庁(MSHA)はこのたび、廃鉱の地下地図をデジタル化する電子システムの構築に向け、13州に390万ドルを助成する旨発表した。「米国議会が、忘れられた地下廃鉱をめぐる問題に対処するのに必要な資金を提供したことを感謝する」と、デイブ・ローリスキーMSHA長官(Dave Lauriski, MSHA administrator)は述べた。「助成金の交付先は、鉱山を多く抱え、第二のケイクリーク事故を予防するために、不正確な地下鉱坑地図をめぐる問題に対処すると確約した州である」。
 2002年7月、ペンシルバニア州サマセット(Somerset, PA)近郊のケイクリーク地下炭鉱では、不正確な地図をもとに、浸水していた隣接の廃坑を打ち破った鉱山労働者9人が、噴出してきた水で3日間閉じ込められた。
MSHAは、2003年8月、ビデオ広報を配布、鉱山周辺の住民に対し、古い鉱山地図の提供を呼びかけた。古い鉱山地図の提供については、(888) 753-9427で詳細を照会されたい。本プログラムに関する詳細は、www.msha.govで閲覧可。