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NSC発行「Safety + Health」2004年3月号

産業特集

  公益事業

EPA長官、電力会社に排出削減を指示

 ワシントン − EPAのマイク・リービット長官(Mike Leavitt, Administrator)は、全米の電力会社に対し、業界は、発電所からの二酸化硫黄、窒素酸化物や水銀の排出削減に着手しなければならないと語った。「今、きれいにし始めねばならない」と、リービット長官は、エジソン電気協会(Edison Electric Institute)の1月の理事会で述べた。電気協会は同業者組合で、会員企業は、全米の電力会社による発電量の70%を発電している。
 2003年12月、EPAは、発電所の排出量を大幅に削減する措置を提案した。州際大気保全案(Interstate Air Quality proposal)は、二酸化硫黄の排出量を現在の水準から70%、窒素酸化物を約65%削減する、上限・取引プログラム(cap-and-trade program)を提案している。
 水銀排出を規制するEPAの規則案では、全米の石炭火力発電所が毎年排出している推計48トンの水銀を70%削減する。