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NSC発行「Safety + Health」2004年4月号
産業特集
MSHA、安全で1910年来の最良記録
バージニア州アーリントン − 鉱山安全衛生庁(Mine Safety and Health Administration: MSHA)が発表した暫定値によると、2003年の鉱業の死亡者数は、1910年に統計を開始して以来の最低値を記録した。
2003年の鉱業関連の死亡者数は、2002年の18%減であった。労災死亡者数は55人、ちなみに2002年は67人であった。鉱業の死亡者数は、3年連続で減少した。
「3年間の着実な向上は、われわれの励みである。しかし、毎労働日に鉱山労働者全員が安全に帰宅するまでは、われわれは満足することはない」と、MSHAのデイブ・ローリスキー長官(Dave
Lauriski, administrator)は述べた。
全米の金属・非金属鉱業部門の死亡者数は、2002年の40人から2003年の26人に減少した。炭鉱部門の死亡者数は、2002年の27人に対し、2003年は29人であった。
鉱業の炭鉱部門の死亡者数は、12月にはゼロを記録したが、これは、1910年以来初の快挙である。12月の死亡者数は、全鉱業部門を合わせても、2002年の6人から2003年の1人に減少したが、これは、当局が、鉱山労働者に対し、冬季の気象やこれが職場にもたらす危険性について注意を促す安全アウトリーチ・キャンペーンを継続したことが背景にある。炭鉱の天盤からの墜落・転落関連の死亡は、以前は死亡原因の筆頭であったが、2003年には2人に減少した。
MSHAは、鉱業死亡者数データを、50州、バージン諸島、プエルト・リコから収集した。死亡統計は、www.msha.gov/stats/charts/chartshome.htmで閲覧可。
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