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NSC発行「Safety + Health」2004年5月号

産業特集


 農業

フロリダ州法、農業労働者の酷使に照準

フロリダ州タラハシー(Tallahassee) − ジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)知事(共和党)は、農業労働者をよりよく保護し、農場経営者と労働者の強固な関係を促進する目的で、この3月に法律を導入した。
 ブッシュ知事は、州政府が、酷使の申し立てについてよりよく調査し、労働条件を監視する委員会を創設するよう、望んでいる。
 「われわれの目標は、移民労働者の権利を守り、こうした労働者の適切な賃金を推進する農業ビジネスの風土を培うことにある」とブッシュ知事は述べた。「これを実行する最善策は、法律違反者に照準を絞り、悪質な行為に対し、刑罰を重くすることである」。
 この法律は、労働条件が労働者の安全衛生・福祉に脅威を与える場合、農業請負業者に第3級重罪を課すことを州政府に認める。酷使者への罰金の最高額は、千ドルから2千5百ドルに増額する。
 同法ではまた、請負業者が、彼らから食料・水・住居を購入するよう労働者に強要することを禁止する。