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NSC発行「Safety + Health」2004年5月号

産業特集


 建設業

NECA、ニューヨーク建築法の改正を提案

メリーランド州ベセズダ − 全米電気工事業者協会(National Electrical Contractors Association: NECA)は、ニューヨーク州建築法(building codes)を見直し中のニューヨーク州法規施行・行政課(New York Division of Code Enforcement and Administration)に対し、3ヶ所の法律改正案を提出した。
 NECA案は、ニューヨーク州建築法は、現行の2002年全米電気規約(National Electrical Code)を参考資料として引用し、国際住宅規約(International Residential Code)から引用した電気の章を削除するよう、勧告している。NECAは、国際住宅規約には、以下を含め、重大な欠陥があると主張した。
  • 国際住宅規約は、空調装置または電気暖房器のような一般家庭用電気設備に関し、配線規則を設けていない。
  • 国際住宅規約の電気に関する章を引用すると、混乱や遅延を招く。というのも、電気工、電気工事業者や監督官は、全米電気規約で訓練を受けているからである。
 「全米電気規約は、わが国の配線規則であり、恐らく世界でもっとも広く用いられている安全資料である」と、NECAのブルック・ストーファー基準・安全担当常務理事(Brooke Stauffer, executive director of standards and safety)は述べた。「一方、国際住宅規約は不完全で、関係者の合意を得ておらず、電気の専門ではない建築担当者協会が執筆した出版物である」。