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NSC発行「Safety + Health」2004年5月号

ニュース


NIOSHアラート、有害医薬品への暴露による危険を警告

ワシントン − 国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)の新しい「アラート(Alert 警告)」によると、有害な医薬品を調合・投与する、または有害な医薬品が使用される現場で働く保健衛生労働者は、健康上の危険にさらされている。
 NIOSHのアラートは、保健衛生労働者およびその雇用主に対し、抗新生物薬その他の有害な医薬品への暴露による潜在的危険性について警告し、こうした労働者の健康を守る適切な対策を採るよう、注意を喚起した。
 アラートによると、暴露の可能性がある人は、出荷・荷受け担当、薬剤師・薬剤テクニシャン、看護師、医師、手術室スタッフ、環境整備担当、および有害医薬品を用いる家畜病院のスタッフ。アラートでは、医薬品製造部門の労働者については対象としていない。
 暴露は、吸入、皮膚からの吸収、摂取や注射を経由するが、吸入および皮膚からの吸収がもっとも多い経路である。
 NIOSHのアラートは、オンライン、www.cdc.gov/NIOSHで閲覧できる。印刷バージョンの順番待ち名簿へ登録する場合は、電話(800)356-4674、またはeメールpubstaft@cdc.govに連絡されたい。