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NSC発行「Safety + Health」2004年6月号

産業特集


 農業

CDC発表:農場飛行パイロットは、死亡リスクが高い

アトランタ − 疾疾病対策予防センター(CDC)によると、農場飛行のパイロットは、他の産業のパイロットよりも、業務上の衝突事故で死亡する可能性が、3倍高い。
1992〜2001年の間、業務上で死亡した農場パイロットは141人、これは同期間中業務上で死亡したパイロット数の12%にあたる。これはつまり、農場パイロットは、ほかの産業のパイロットより死亡リスクが高いことを意味すると、CDCの週間罹病・死亡報告(Morbidity and Mortality Weekly Report)(Vol. 53, No. 15) に発表された報告書は指摘する。
農業部門では、飛行機は、殺虫剤や除草剤、肥料の散布にしばしば使われる。この仕事柄、農場パイロットは比較的低空を飛行するため、樹木や柱、送電線、塔や支え線との衝突リスクが高いと報告書は報じている。
こうした死亡災害を削減するため、パイロットの安全訓練などの努力が払われていると、報告書は附記している。