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NSC発行「Safety + Health」2004年6月号

産業特集


 鉱業

NIOSH:粉じん用個人サンプラーは炭鉱労働者に有効

ワシントン − 粉じん用個人サンプラーをテスト中の国立労働安全衛生研究所(NIOSH)によれば、炭鉱用のサンプラー試作品は、正確、タイムリーで使いやすい。
 NIOSH報告書の説明するところでは、粉じん用個人サンプラーは、シフト(交替勤務時間)終了時点での吸入性炭じん暴露を測定するため、またシフト中の暴露データをほぼリアルタイムで表示するために開発された。サンプラーは、ベルトで着用する鉱山帽のランプのバッテリーの一部を成している。NIOSHの報告書によると、正確でリアルタイムのモニタリングは、炭鉱労働者の長年の目標であった。
 NIOSHは、ピッツバーグ市の試験所で6個の試作品、ペンシルバニア州、ユタ州、中央アパラチア山脈とアラバマ州の地下炭鉱で4個の試作品を試験した。
 NIOSHは、サンプラーを特定の試験条件にさらした結果、「粉じん用個人サンプラーは、装着しやすく、丈夫で、正確なデータを出し、データをタイムリーに出して過剰暴露を防止でき、使用しやすいことを実証した」と結論した。
 報告書全文は、オンライン、www.cdc.gov/niosh/mining/pubs/pdfs/poinp.pdfで閲覧できる。