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NSC発行「Safety + Health」2004年6月号

産業特集


 サービス業

消防隊助成金プログラム再認可法案

ワシントン − 消防隊支援助成金プログラム(Assistance to Firefighters Grant Program) を2007会計年度まで再認可する法案が、4月1日、下院に提出された。
 同プログラムは、機材、訓練や車両の購入用途で、地方の消防署に助成金を直接交付する目的で、また、防火および教育イニシアチブを資金援助する目的で、2000年に発足した。今日までに、11億ドル強の助成金がおよそ1万6千の消防署に交付された。
 再認可法案では、プログラムに以下の変更を加える。
  • 交付金額の上限を、すべての消防署に対しては1件あたり百万ドルに増額し、人口50万〜100万人を受け持つ署に対しては2百万ドルに、人口100万以上の署に対しては3百万ドルに増額する。
  • ボランティアや非営利の緊急医療サービスに対し、助成金申請資格を与える。
  • 人口5万以上を担当する消防署に対し、連邦政府以外の助成金と同額を補助する要件を、30%から20%に縮小する。
 法案通過は、全米有志消防協議会(National Volunteer Fire Council)の「最優先課題」であると、同協議会のフィリップ・C・スティトルバーグ会長(Philip C. Stittleburg, chairman)は述べた。「法案は、書かれているとおり、助成金を引き続き同業他者の批評にさらし、プログラムが引き続き、消防署の基本的ニーズを充足するのを確実にする」。
 消防隊支援助成金再認可法(Assistance to Firefighters Grant Reauthorization Act)(下院4107)は、下院科学委員会(House Science Committee)に付託されている。