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NSC発行「Safety + Health」2004年6月号

産業特集


 運輸業

FMCSA規則、運輸業者に対し、安全な求職者の採用を支援

ワシントン − 連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration: FMCSA)の新規則では、求人者に対し、求職者の職業運転士としての安全記録を検討するよう義務づけ、元の雇用主には、この種の情報を開示するよう義務づけている。
当局によれば、本規則の趣旨は、できる限り優秀な安全記録を有するトラック・バス運転士を採用するよう、運輸業者を支援することにある。
「運輸業者は、できる限り安全な運転士を採用し、運転に就かせるのに必要な情報を入手できなければならない」と、FMCSAのアネット・M・サンドバーグ長官(Annette M. Sandberg, Administrator)は述べた。「トラック・バス運転士は、わが国でもっとも安全なドライバーであり、われわれは、これを維持するため、できるだけのことをしたい」。
新規則では、前の雇用主は、求職者を調査する求人者からの照会に対し、30日以内に回答しなければならない。前の雇用主は、勤務歴その他の安全関連情報を確かめるため、過去3年間をさかのぼらねばならない。
規則は、連邦自動車運輸安全規則(Federal Motor Carrier Safety Regulations)で規制される全運輸業者に適用される。規則は、http://dms.dot.govで書類番号FMCSA-97-2277を検索すると、閲覧できる。