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NSC発行「Safety + Health」2004年6月号

産業特集


 公益事業

調査報告:DOE職員は、電気的な危険性にさらされている

ワシントン − エネルギー省(Department of Energy: DOE)の報告書によれば、同省の施設で働く職員は、2002年および2003年には、週2回の頻度で潜在的な電気的危険性にさらされていた。
 報告書によると、危険性の約半数は、電気機器の据え付け、撤去、または保守といった、電気技術者その他の電気工による電気工事関連であった。これらの危険性の大半は、根本原因が、「たいていの場合、作業計画、ロックアウト・タグアウト、配線管理などの作業の欠如という基本的な行為にある」と、報告書は結論している。報告書は、2002年および2003年に、月1回の頻度で下記の危険性が発生していると指摘した。
  • 掘削で、埋設してあった電気設備を打ちあてる。
  • 架空電線に車両が打ちあたる。
  • 建設または設備解体の際、通電中の電線を切断または穴を開ける。
 報告書は、エネルギー省施設の電気システムに関する正確な図面やその他の情報が欠如しているとも指摘した。
 「電気安全:業務経験と教訓に関する報告(Electrical Safety: Operating Experience and Lessons Learned Report)」は、同省の組織業績評価室(Office of Corporate Performance Assessment)が作成した。組織業績評価室は、問題があるか判断を下すため、安全データを検証する。