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NSC発行「Safety + Health」2004年7月号

産業特集

 鉱業

NIOSH、聴力損失の削減をめざした技術を開発

 アトランタ −  国立労働安全衛生研究所(National Institute for Occupational Safety and Health: NIOSH)は、連続採掘機の運転士が経験する騒音への過剰暴露を減らすため、低コストの工学的騒音管理を開発した。
 NIOSHによると、コンベヤ−のフライト・バーにポリウレタン樹脂を被覆すると、コンベヤ−稼動時、運転席の位置で、騒音レベルは計7デシベル減少した。当局によると、この被覆加工は、非常に耐久性に優れており、地下炭坑道での稼動で3ヶ月間経過しても、ほとんど、あるいは全く磨耗が見られなかった。
 鉱山労働者の推計90%は、52才までに、聴力損失を被る。聴力損失の詳細については、NIOSHのサイト、www.cdc.gov/niosh/homepage.html を開かれたい。