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NSC発行「Safety + Health」2004年7月号

産業特集


 小売・卸売業

EPAとショッピング・センター、リサイクル・廃棄防止に焦点

 ワシントン − 環境保護局(EPA)と国際ショッピング・センター協議会(International Council of Shopping Centers)との共同による新しいイニシアチブは、ショッピング・センターでの廃棄物の垂れ流しに照準を絞る。
 このプログラムは、5月24日、同協議会の春季会議(ラスベガス市)で、EPAのマイク・リービット長官が発表した。「米国の市場リサイクル!(America's Marketplace Recylcles!)」は、ダンボール梱包、木製パレット、プラスチック梱包、紙、飲食店広場の廃棄物(ガラス製、金属製、プラスチック製の飲料容器や生ごみ)、構内廃棄物を対象にする。
 協議会によると、米国民の94%は、毎月、月あたり平均2.5回、ショッピング・センターを訪れている。
 「ショッピング・センターは、若者をひきつける場であるから、リサイクルの価値を若者に教えるには最適の場所である」とリービット長官。「国際ショッピング・センター協議会は、自分たちの廃棄物をリサイクルすることで、同時にまた、お客様がリサイクルしやすいようにすることで、環境改善へ向け、高い基準を掲げる。」
 同プログラムは、ショッピング・センターや小売店に、改装や増築による建築・解体廃材のリサイクルや、リサイクル資源を使用した製品を最大限利用するよう、奨励している。同イニシアチブは、大規模なリサイクルや廃棄防止努力を顕彰する一連の賞を用意して、プログラムへの参加意欲をあおっている。
 詳細情報は、www.epa.gov/rcc/amr/htm を開かれたい。