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NSC発行「Safety + Health」2004年8月号
ワシントン州オリンピア − ワシントン州保健省(Washington State Department of Health)が実施した調査で、農業労働者の農薬関連疾病は、しばしば報告されていないことが判明した。この調査結果は、ワシントン州ヤキマ市(Yakima)での農薬事故報告・追跡(Pesticide
Incident Reporting and Tracking: PIRT)に関する会議で発表されたもので、農薬疾病の判別と報告の仕方を改善するのに役立てる。
農業労働者の6グループは、州保健省と会談した。労働者らは、職業上の暴露で農薬関連疾病を患ったが、軽度または中度の症状で治療を求めた者はほとんどいなかったと述べた。労働者の多くは、賃金を失いたくなかったと述べ、失職を恐れた者も数名いた。初診料を労災補償で負担されることも知らず、診察や投薬を受けるだけの経済的余裕がないという者もいた。
保健省のこの調査では、ヤキマ地域の診療所・病院の記録と同省の記録とを比較した。この調査結果はPIRT
再検討委員会へ送付されて、労働者が農薬に暴露したと思えば、医療を受けられるよう、また州当局が収集する農薬事故データの質と有用性を高めるよう、方策を探る資料とする。再検討委員会は、州の6政府機関、2大学の代表および民間代表2名で構成されている。
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