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NSC発行「Safety + Health」2004年8月号

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重大事件の対応に関するFEMA勧告

 ワシントン − 国土安全保障省連邦緊急事態管理局(Federal Emergency Management Agency: FEMA, Department of Homeland Security)は、2001年9月11日の対米テロや類似事件に基づいて、消防・緊急事態当局向けの勧告を盛込んだ報告書をこの度発表した。「国家規模の重大性を持つ事件への対応(Responding to Incidents of National Consequence)」と題する報告書は、米国消防庁全米消防プログラム部(National Fire Program Division, U.S. Fire Administration)が作成した。
 報告書は、複数の行政管轄権にわたる地方の重大事件で、国家規模の重大性を有し、連邦政府の資源に影響を及ぼしかねない場合に備え、対応、復旧する際のガイダンスを消防・緊急事態当局に向け、提供している。報告書は、緊急対応当局向けに推奨行動を優先順に列挙したチェックリストや他の支援情報を掲載している。
 報告書に掲げられた課題や勧告は、9月11日の対米テロやその他の大規模事件の対応にあたった、あるいは対応に参加、管理した組織の長に対するインタビューや、さまざまな措置後報告書から引き出した。
 報告書は、いくつかの全米消防アカデミー・コースに入学する学生に提供される。また、www.usfa.fema.gov/downloads/pdf/publications/fa-282.pdf でダウンロードできる。