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NSC発行「Safety + Health」2004年8月号
産業特集
ワシントン − 運輸省(Department of Transportation)がまとめた鉄道関連事故の削減に向けた詳細計画では、いくつかの目標を強調しているが、そのなかには、より強力な取り締まりの推進や不要な踏み切りの閉鎖が含まれている。
「幹線道路‐鉄道間の踏切の安全および侵入防止に向けた行動計画(Action Plan
for Highway-Rail Crossing Safety and Trespass Prevention)」は、列車‐自動車衝突や侵入事故の削減を目指す連邦・州政府、業界および鉄道安全団体の活動を手引きする。
本行動計画は、1994年に同省が初めて公布した計画を総合的に改訂したもので、安全責任の構築や、工学基準や技術の促進、教育アウトリーチや市民教育活動の拡大に向けて資源を割り当て、注意を集める。
鉄道の線路・設備の上や近く、または線路沿いでの歩行又は遊び、並びに幹線道路‐鉄道の踏切での衝突事故は、米国の鉄道関連死亡事故の96%を占める。2003年には、踏切での自動車と列車の衝突事故で324人が死亡、500人以上が列車にはねられて死亡した。現在、米国では、ほぼ3時間毎に人が列車にはねられている。
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