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NSC発行「Safety + Health」2004年9月号

産業特集


 製造業

OSHA、鉄鋼メーカーと同盟締結

 ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)と北米の一般鋼・特殊鋼メーカーを代表する三大鉄鋼業者団体との間で締結された新しい同盟関係(アライアンス)は、川下メーカーも含めた米国の鉄鋼産業の労働安全衛生の向上を主眼に据える。
 米国鉄鋼協会(American Iron and Steel Institute)、米国製鋼業者連盟(Steel Manufacturers Association)と北米特殊鋼業協会(Specialty Steel Industry of North America)は、ワシントンを拠点とする同業者団体で、まとめて鉄鋼グループ(The Steel Group)として知られている。
 同盟の目標は、労働安全衛生を促進するための情報やガイダンス、メンタリング(助言指導)を川下メーカーも含めた鉄鋼産業に提供することである。同盟の主眼は、鉄鋼産業向け産業安全衛生管理手順の参考資料の開発と、安全衛生問題に関する電子支援ツールの開発である。