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NSC発行「Safety + Health」2004年9月号
産業特集
ワシントン − 大型トラックの運転手に休憩時間までの連続運転時間の延長を認める新しい労働時間規則は、7月16日、米国控訴裁判所により無効とされた。
この裁定により、連邦自動車運輸安全局(Federal Motor Carrier Safety Administration:
FMCSA)は、1月1日に発効した同規則を改正しなければならない。米コロンビア特別区控訴裁判所(U.S.
Court of Appeals for the District of Columbia)は、政府は、新規則がトラック運転手の健康に及ぼす影響を考えておらず、論法は「恣意的で気紛れ」であると指摘した。控訴裁は、FMCSAは裁判所の見解に沿うよう規則を改正せねばならないと述べた。
異議を申し立てていたのは、ワシントンを拠点とする幾つかの利益団体、信頼できる安全な幹線道路をめざす市民の会(Citizens
for Reliable and Safe Highways)、疲労したトラック運転手に反対する親の会(Parents
Against Tired Truckers)やパブリック・シティズン(Public Citizen)などである。
FMCSAのアネット・M・サンドバーグ長官(Annette M. Sandberg, administrator)は、当局は裁定を検討し、次の行動を決定すると述べた。検討期間中は、2003年4月に発表された現行労働時間規則が有効である。
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