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NSC発行「Safety + Health」2004年10月号

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NHTSA: 2003年の幹線道路死亡率、最低値を記録

  ワシントン − 全米幹線道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)は、8月10日、全米の幹線道路における死亡率が、2003年には100万走行マイルあたり1.48人と、2002年の1.51人に比べて減少したと発表した。これは、NHTSAが統計を取り始めた1975年以来の最低値である。衝突事故による傷害件数も、最低値を記録した。
 昨年は、衝突事故で42,643人が死亡、289万人が負傷した。2002年には、43,005人が死亡、293万人が負傷した。
 ノーマン・ミネタ運輸長官(Norman Mineta, Transportation Secretary)は、こうした成功は、シートベルト着用取締り体制、不注意運転自粛の励行、厳しい安全・飲酒運転法規の制定をめざした州政府への働きかけ、自動車安全基準の改善に向けた規則作成業務など、NHTSAの活動の成果であると述べた。
 昨年は、飲酒運転による死亡者数も、1999年以来の大幅な減少を記録した。今夏現在、50州全州、コロンビア特別区およびプエルトリコは、血液中のアルコール濃度0.08%以上のドライバーを起訴する法律を採択した。