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NSC発行「Safety + Health」2004年11月号

産業特集s

 鉱業

NIOSH、水素車の実地試験完了

 アトランタ −  国立労働安全衛生研究所(NIOSH)は、この9月、ZEUS(Zero Emission Utility Solution)と名づけた実験用水素車の実地試験を完了した。実地試験は、モンタナ州ナイ(Nye)のスティルウォーター鉱山(Stillwater Mine)で行われた。
 ZEUSは、改良したディーゼルエンジンを用いて、水素を燃焼させて水蒸気を出し、地下鉱山でのディーゼル排気を減らす。水素を固い金属のなかに蓄えて、出火・爆発の危険性を化石燃料の水準まで引き下げた。この実地試験は、Stillwater Mining Co.と鉱山安全衛生庁(Mine Safety and Health Administration: MSHA)が協力して行った。実地試験の完了を受け、MSHAは、ZEUSを審査し、鉱山における水素利用の基準を設定する。